政府の観光需要喚起策として、国の補助金で都道府県ごとに実施されている「県民割」事業は、実施期間の延長が決まった。当面の期間は5月末までだったが、6月30日宿泊分まで延長する。観光庁が20日に発表した。
「県民割」事業の誘客対象地域は4月1日から、発着地の都道府県間の同意を前提として、隣接県に加え、地域ブロックに拡大した。地域ブロックは、「北海道・東北」「関東」「北陸信越・中部」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の六つのブロックに分けられている。
地域ブロックへの拡大に際して観光庁は、実施期間を4月28日宿泊分まで延長。当初はゴールデンウイーク後、全国規模のGo Toトラベル事業に移行する予定だったが、感染状況などを受けて再開に至らず、「県民割」事業を5月末まで再延長、さらに今回、6月末まで延長した。