“おみやげ日本一”を決める2年に1度の催し「第6回日本おみやげアカデミーグランプリ」(主催=日本おみやげアカデミーグランプリ実行委員会、事務局=JTB旅行スタンプ加盟店連盟内)の最終の第2次審査会が13日、東京のJTBビルで開かれ、最高賞のグランプリなど各賞が決定した。賞の発表・表彰式は9月14日、石川県金沢市でJTB旅行スタンプ加盟店連盟の総会第2部として行われる。
アカデミーは独創的なみやげ品の開発によるみやげ業界の発展と地位向上を目的に1999年、同連盟が考案。2000年に初開催され、以後、2年に1度開かれている。6回目の今回から、事業の名称を「日本おみやげアカデミー賞」から、商標登録した「日本おみやげアカデミーグランプリ」に変更している。
今回は全国のみやげ店から412点のみやげ品がエントリー。5月28〜30日、千葉市・幕張メッセで開かれた旅のイベント「旅フェア」にエントリー全商品を展示し、アカデミー審査選考委員会(委員長=前田勇・立教大学名誉教授)と一般来場者にアイデア、デザイン、ネーミングなどの点で優れたみやげ品を投票してもらい、263点が第2次審査に残る商品として選ばれた。
最終の第2次審査会では、審査対象商品を一堂に並べ、審査員に食品は試食・試飲、非食品は実際に手に取るなどして、賞にふさわしい商品を選んでもらった。
審査選考委員は観光庁観光産業課の金信男・観光産業高度化企画官、観光経済新聞社の江口恒明社長ら旅行、観光関係者12人。このほかインバウンドと地域文化の観点から優秀なみやげ品を選ぶため、ゲスト審査員として中国銀聯(ぎんれん)東京駐在員事務所の唐波代表、「ようこそジャパン大使」を務める株式会社リンカイの李容淑社長、相模女子大学の鈴木涼太郎専任講師を招へいした。
審査会場にはJTBの田川博己社長も訪れ、一堂に並んだみやげ品を興味深く眺めていた。
最終審査会の様子(左から2番目が審査選考委員会の前田委員長)