MEMU EARTH HOTELは10日、コンセプトメニュー、大地の蒸鍋「EARTH Oven -memu-」の提供を始めた。
■”資源再読”レストラン
MEMU EARTH HOTELのレストランでは、広大な自然に囲まれた地の利を活かし、自らの体を通じて地域資源と共存する「食」感覚を味わっていただくとを目指しています。地域に紐づく自然環境・音・景色・歴史・文化など、普段意識することのない日常生活の構成要素を、もう一度「資源」として見つめなおすことによって豊かな感性を取り戻す=”資源再読”をコンセプトに、ここでしか味わえない食体験をご提供いたします。
■地産地消のその先 「場所の独自性の追求したローカルガストロノミー」
地域の食材を活用した料理、というだけでなく、MEMU EARTH HOTELではその先の目指しています。ワインにテロワールがあるように、食材だけでなく調理法や食べ方にもその土地の固有性を持たせることで、新しいローカルガストロノミーの可能性を模索。その土地の生態系、水質、気候、地層など、地域固有の資源を読み解き、食を通じた体験として提供することで、日本の地域における食の可能性を拡げていきます。
■EARTH Oven -memu-
南米ペルーの伝統的調理法である「パチャマンカ」をモチーフにした、大地の蒸鍋料理。十勝内の契約生産者から仕入れた、牛・羊・ジビエなどの塊肉と、じゃが芋・トウモロコシなどの野菜、ハーブを食材として使用。大地に広く浅い穴を掘り、そこに近隣の河原などで集めた石を焼いて敷き詰め窯を作り、その中に施設内に育つ柏やフキなど、大型の葉で包んだ食材を置いていきます。さらに全体に土をかぶせて2-3時間ほど蒸し焼きに。土と葉のエネルギーを吸い込んだ食材は、ゆっくりと低温で蒸し焼きにされることで柔らかく、自然の風味が感じられます。
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【MEMU EARTH HOTELについて】
「地球に泊まり、風土から学ぶ」をコンセプトとする、地域資源と人との共生について考え、体験とデータ化を通じて世の中に発信していくプロジェクト型のホテル。
先進的な建築と十勝の無垢なる自然を、原体験として楽しんでいただくサービスとしての一面に加え、“資源再読”をテーマとしSDGsに向けた様々な研究者との協業し、ホテル利用者から得られるデータを基にした社会実装のプロセスを国内外に向けて発信していく活動を行っていきます。
公益財団法人LIXIL住生活財団によって2011年から2018年まで続けられていた環境に配慮した寒冷地における実験住宅施設「メムメドウズ」内に点在する、隈研吾・伊東豊雄といった日本を代表する建築家によって手掛けられた様々な建築物や、同プロジェクト内の「国際大学建築コンペ」受賞作品を、宿泊及び体験施設として利活用しています。
■MEMU EARTH HOTEL 会社概要
社名 : 株式会社MEMU EARTH HOTEL
URL : http://memu.earthhotel.jp/
設立 : 2017年11月1日
代表 : 野村昌広