近畿日本ツーリスト(KNT)は10日、小学館の子育て応援雑誌「edu(エデュー)」や新潟県長岡市の山古志地区とタイアップした企画商品「ゴールデンウイーク山古志で親子田植えツアー」を発売した。
同地区は1日、中越地震に伴う避難勧告が解除されたばかり。ツアーは応援の側面もある。農村の暮らしを親子で体験するだけでなく災害時の危機管理について学ぶことができる。
ツアーでは、棚田で親子で田植え体験ができるほか、子供たちはもちつきやそば打ちを地元の子供たちと行い、交流を図ることができる。また、お母さんたちは地元の婦人会との交歓会を通して、山菜料理などを学ぶ。同地域名物の闘牛も見学できる。
このほか、旧山古志村村長の長島忠美衆院議員から「災害時の親子の危機管理のありかた」に関する講話も。長島さんは「復興のキーは子供たち。完全な復興までには今の子供たちが大人になるまで時間がかかるだろうが、応援してほしい。そのきっかけづくりになれば」と語る。
日程は5月4~6日の2泊3日で、旅行代金は大人3万円、子供2万6千円。定員は40人。申込締切は18日。