近畿日本ツーリスト(KNT)と日本旅行は15日、2社共同の国内旅行商品「き・ら・り 三重」を発売した。両社が今年3月に立ちあげた共同プロジェクト「地域を元気にするプロジェクト」の第2弾。JRなどとのセットプランや現地プランなどを充実させて全県域に送客し、10月から来年3月までに2社合わせて1万5千人の送客を目指す。
三重県と近畿日本鉄道(近鉄)の協力を受け実現した。
KNTの企画旅行ブランド「メイト」と日本旅行の企画旅行ブランド「赤い風船」でそれぞれ発売。パンフレット内容もブランドロゴ以外はほぼ同じ内容とした。
東京、名古屋、大阪の各大都市圏からの送客を拡大すべく、すべての設定発地からのJR・近鉄セットプランを特別代金で設定。
また伊勢志摩地域をコアスポットに設定。伊勢志摩と街道でつながる「東紀州」「北勢」「中南勢」「伊賀」の地域ごとに、昼食付き日帰りバスや日帰りウォーキングプラン、昼食をセットにしたタクシー・レンタカープランなどをそろえた。
例えば東紀州地域へは、鳥羽発の着地内バスツアー「語り部さんと歩く世界遺産熊野古道(馬越峠)伊勢路歩き」を設定。個人では行きにくい熊野古道伊勢寺を現地ガイドの案内の下で歩き、昼食では名物の「渡利カキ」を使った寿司弁当を用意する。
このほか同プロジェクト第1弾として3月に発売した商品「き・ら・り 石川」と同様に、1泊3食付きプランを用意。地元の人が通う地域色豊かな食事処などで楽しめるオリジナルの昼食「みえランチ」を14種類を自由に選べるようにした。
また三重県内の10カ所の道の駅への立ち寄りを後押しするよう、マイカーやレンタカー利用者向けに特典クーポンも用意した。
設定出発日は今年10月1日から来年3月31日。
期間中の専用商品、個人旅行商品で、両社合計前年比11%増、15万人を同県に送客する。
今後も半期ごとに、国内の各方面で同プロジェクト商品の展開を進める予定。
両社のパンフレット