JTBとシャープ、モバイル型ロボット「ＲｏＢｏＨｏＮ(ロボホン)」を活用した教育旅行プログラム「ロボ旅＠教育旅行」販売開始

文部科学省は、２０２０年度より実施する新学習指導要領において、情報活用能力を、「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け、ＩＣＴを活用した学習活動の充実を提唱しています。これに合わせ、小学校ではプログラミング教育が必修化され、中学校、高校でもＩＣＴ教育が拡充されることから、学校現場では、ＩＣＴ環境整備や学習内容の検討が喫緊の課題となっています。そこで、全国６４個所の教育旅行営業拠点を持つＪＴＢと、「ロボホン」を開発するシャープの２社は、株式会社ゲン(本社：大阪府大阪市、代表取締役：達山源市、以下、ゲン)の企画プロデュースのもと、ＩＣＴを活用した教育旅行プログラムを共同で開発しました。

本プログラムでは、旅マエ(事前学習)でロボットが動く仕組みやＡＩについて学ぶとともに、「ロボホン」に発話させるオリジナルの観光案内文を考えます。また、旅ナカ(班別研修)では、５～６名の班ごとに１台の「ロボホン」を貸し出し、生徒が考えた発話内容も含め、京都市内５００ヵ所以上の観光名所で「ロボホン」の自動観光案内を体感することができます。さらに、旅アト(事後学習)では「ロボホン」で撮影した写真や行動履歴(ログデータ)を、班ごとの成果発表に活用することができます。教職員に対しては「指導者管理システム」を提供します。教職員用のタブレット端末から生徒が持つ「ロボホン」の位置情報を随時把握できるほか、生徒へのメッセージを「ロボホン」に発話させることで、連絡手段としても活用いただけます。

両社は今後も、ＩＣＴを活用した教育旅行プログラムを通じて、生徒の主体的な学びにつながる機会を提供するとともに、学校ごとの教育方針や課題に応じた学習内容の拡充など、学校運営サポートによる教育価値の向上に取り組んでまいります。

※１ 販売開始時点では、ロボホンの貸し出しは旅ナカのみです。今後、旅マエと旅アトでの貸し出しを検討してまいります。

■本事業の各社役割
・ＪＴＢ　：本プログラムの企画・販売
・シャープ：本プログラムのシステム開発
・ゲン　　：企画全体のプロデュース

● 「ロボホン」「Robohon」「RoBoHoN」ロゴは、シャープ株式会社の登録商標です。
● 「ロボ旅」は株式会社ＪＴＢの登録商標です。

■プログラム販売価格：
・ロボホン１体(１グループ)につき6,000円(税別)～
※旅ナカでのロボホン本体の貸し出しと、「旅マエ」・「旅アト」サービスの利用料を含んだ価格です。価格は、今後のバージョンアップや追加オプション等により変動することがあります。詳しくは担当窓口にお問い合わせください。

■ロボホン本体の導入数：
・１００体 ※発表日(１１／５)時点