JTBは12日、宿泊予約サイト「るるぶトラベル」のコーナーサイトとして、JALの国内線と宿を組み合わせて予約できる「るるぶトラベルプラス」を開設した。利用者と旅館・ホテル、航空会社とが直接契約を結ぶ“場貸し”モデルのサイト。出発30分前まで一括で予約可能という利便性をアピールして、間際を中心とした旅行需要を吸収したい考えだ。
1日約950便のJAL国内便と約8万件の宿泊プランから選べる。その日の最安値の組み合わせを提案する機能のほか、レジャー利用での参考になる「モデル日程表」を用意するなど、使いやすさの充実にも努めた。
国内パックツアーの受け付け締め切りの出発10日前を過ぎても予約できることから、「今まで取りきれなかった領域を取り込む」(旭孝彦・JTB旅行事業本部国内DPS事業プロジェクト統括部長)。同様に10日前の、「ANA楽パック」などダイナミックパッケージに対しても優位性を発揮できると見る。
JALからは成果報酬型のシステム利用料を受け取る。今後、ANAなど他の航空会社と組むことも検討している。
今年度の取扱目標額は20億円。