JTBは4月1日、MICE、広告・プロモーション、人材ソリューションなど首都圏の法人事業を統合し、新会社「JTBコミュニケーションデザイン」(本社・東京都港区)を設立する。法人顧客に向けたコミュニケーションソリューションをワンストップで提供する態勢を整える。
グループ会社のJTBコミュニケーションズ、ICSコンベンションデザイン、ジェイティービーモチベーションズと、JTBコーポレートソリューションズの一部の事業を統合。社長には細野顕宏JTB取締役旅行事業本部長が就く。
法人事業は、顧客ニーズの多様化・高度化、競争のグローバル化などにより厳しさを増す一方で、訪日外国人の急増、大型国際スポーツイベントの開催、戦略特区構想などにより今後ますます首都圏エリアへの人・物・投資が集中すると予測し、各社の機能を統合し、法人事業を強化する。
事業内容は、ミーティング・コンベンション事業、広告・プロモーション事業、HR(人材)ソリューション事業、展示会事業、エリアマネジメント事業、エンタテインメント・文化コンテンツ事業。観光立国実現に向けたMICE誘致・拡大、訪日インバウンドの促進、地方創生という国策にも貢献していく。
従業員数は約千人(2016年4月)、売上高は約315億円(14年度)。