滋賀県のおごと温泉観光協会は15日、JR湖西線おごと温泉駅前に「おごと温泉六角足湯」をオープンさせ、開湯記念式典を行った=写真。足湯は、同日から「雄琴駅」が「おごと温泉駅」に改称されたのを記念して開設した。年中無休で無料。オープン日には多くの観光客や住民でにぎわった。
観光協会の佐藤祐子理事(びわ湖花街道専務取締役)は「駅名改称により、かつての歓楽街のイメージを払しょくし、『おごとは温泉地』という当たり前のことをアピールしたい。足湯は地元への恩返しという思いから作った」と語った。
六角足湯には源泉を使用している。泉質はアルカリ性単純温泉。建物は、比叡山延暦寺の門前町、坂本にある早尾地蔵の建物を模して六角形の形をしている。足湯の広さは約9平方メートル。観光協会が630万円をかけて整備した。利用時間は午前10時から午後5時まで。
観光協会では、今回の駅名改称を記念した宿泊プランや湯めぐりプランなどの企画を準備している。