日本政府観光局(JNTO)は10月19日、日本在住の外国人に魅力的な日本の観光地を発信してもらうSNS投稿促進キャンペーンを開始した。自身が体験した観光地の魅力を写真、動画で紹介してもらう。審査の上、優秀な投稿者には賞品などを贈る。新型コロナウイルス感染症の収束、インバウンド観光の再開などを見据えて、投稿による情報拡散を訪日旅行意欲の喚起につなげる。
キャンペーン名は「My own personal Japan」。日本在住の外国人のほか、日本に長期滞在の経験がある外国人の応募も可能。募集は12月6日まで。
フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ウェイボーなどのSNSが対象。ハッシュタグ
「#myownpersonaljapan」「#visitjapan」を付け、写真や動画にその時のエピソードを添えて投稿する。投稿した旨をキャンペーン事務局にメールして応募となる。有識者などの審査を経て選出した優秀作品の投稿者10人には、日本国内で利用できる旅行券などを贈る。
JNTOでは「コロナ禍で各国に向けて積極的な誘客プロモーションを慎重に進めざるを得ない状況の中、実際に日本に住んでいる外国人自身による発信は、将来の訪日意欲喚起のために重要な情報源となる。母国出身者の集うネットワークを通じて拡散する起点となることが期待される」としている。
SNS投稿促進キャンペーンの実施に当たっては、自治体国際化協会の協力を得て、語学指導などで日本に滞在している外国人青年などにも投稿を呼び掛ける。