日本旅行業協会(JATA)は5、6日、口蹄疫被害に遭った宮崎県を金井耿会長らが訪問。今後の復興に向けて支援を行うため、河野俊嗣・宮崎県副知事と会談したほか、県内の観光関係者と意見を交わした。
訪問団は、吉川勝久委員長(KNT社長)はじめ国内旅行委員会の委員を主とする21人。5日に県庁を訪れ河野副知事に会った団長の金井会長は、県の口蹄疫終息宣言を受け、JATAとして今回の視察で会員会社による宮崎への個人・団体商品の造成に向け努力していく旨を伝えた。
意見交換会には、宮崎県商工観光労働部観光交流推進局の長嶺泰弘局長や、みやざき観光コンベンション協会の石野田幸蔵専務理事、宮崎市観光協会の萩野政広専務理事らが出席。JTBやKNT、日本旅行など国内旅行委員の5社がJATAの「頑張れ宮崎キャンペーン」と連動した各社の取り組みを発表した後、宮崎側から観光の現況や復興事業、宿泊キャンペーンなどの説明を受けた。翌6日は、青島や鵜戸神宮、日南市飫肥を視察した。
宮崎観光の支援施策として、今月29、30日にはJATA各社の国内パッケージツアー造成担当者による現地視察も実施する予定。30人程度の参加を見込んでいるという。