日本旅行業協会(JATA)は、5年目となる「もう一泊、もう一度(ひとたび)」プレゼントキャンペーンを始めた。12年度の応募総数は13万2千通で、宿泊数にすると前年比19.7%増の19万9千人となった。JATAでは「国内旅行の魅力を訴求すると共に宿泊旅行の拡大に寄与している」(国内旅行推進委員会の吉川勝久委員長)として、13年度の継続を決めた。
実施期間は4月1日から来年2月28日まで。JATA会員旅行会社で国内宿泊旅行を購入した人に抽選で1〜3泊の泊数に応じてペア宿泊券や季節の特産品、国内宿泊旅行引換証を贈る。インターネットで購入した人がホームページ上からも応募できるようにした。
10代後半から30代の若者層を旅に誘うために昨年から始めた「フェイスブック」での取り組みはさらに拡充。ユーザーが国内旅行の風景や思い出の写真を投稿できるアプリ機能を設けたり、会員の旅行会社の旅行造成の裏側を公開したりして、国内旅行の魅力を訴求し宿泊につなげる。
3月21日には12年度のキャンペーン抽選会を東京都千代田区のJATA本部で開催。吉川委員長=写真右=や国内・訪日旅行推進部の興津泰則部長=同左=らが山盛りの応募はがきから選んだ。