IRのシーザーズ・エンターテインメントは1日、ドメスティックパートナー給付設立と第9回年次CSRレポートを発表した。
ホスピタリティ、エンターテインメント、MICE、ゲーミング業界におけるリーディングカンパニーであるシーザーズ・エンターテインメント・コーポレーション(NASDAQ上場:ティッカーコードCZR)は本日、2019年から従業員のためのドメスティックパートナー給付を開始することを発表しました。さらに、「ピープル・プラネット・プレイ(People Planet Play)」と題された第9回企業社会的責任(CSR)レポートを発行し、CSR目標に向けた2017年および2018年前半の取組みの進捗状況ならびに従業員、サプライヤー、地域社会に対する継続的な取り組みについて報告しました。
シーザーズ・エンターテインメントの最高経営責任者を務めるマーク・フリッソーラは、「第9回CSRレポートでは、シーザーズ・エンターテインメントが当社にとっても社会にとっても重要な分野においてリーダーシップを発揮している事が示されています。国際的な事業拡大において、『ピープル・プラネット・プレイ』は新しい市場で価値や差別化を生み出す最大の原動力となることが分かってきました。また、レポートは、ゲスト、従業員および地域社会に提供する価値を一段と強化するため、当社が新たな活気に満ちた取り組みを続けていることを如実に示しています。」と述べています。
「ピープル・プラネット・プレイ」
「ピープル・プラネット・プレイ」とは、シーザーズ・エンターテインメントとその関連会社(以下総称して「シーザーズ」)が社会に一段とポジティブなインパクトを与える方法を進化させるための計画、イニシアチブおよびプログラムを網羅するシーザーズの指針となるべきCSRの枠組みです。
ピープル:従業員、ゲスト、地域社会の方々の健康と幸福を支援
インクルーシブ・カルチャーの創造というミッションに沿って、シーザーズは2019年から従業員のためのドメスティックパートナー給付を新たに導入します。この新給付制度は、現在の従業員および新たに入社する従業員への福利厚生を拡大するもので、異性のパートナーだけでなく同性のパートナーも給付を受けられるようになります。具体的には、医療、歯科および眼科医療のオプション、短期および長期的な身体障害手当、生命保険のほか、さまざまな任意給付が提供されます。
シーザーズ・エンターテインメントの政府渉外・企業責任担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのジャン・ジョーンズ・ブラックハーストは、「シーザーズ・エンターテインメントは、ダイバーシティ、平等、インクルージョンを重視しており、従業員を平等に扱うよう努めています。従業員が最高の力を発揮できるのは、愛する家族が大切にされていると確信し心配のない状況にある時です。今回の新制度は、世界中で働く当社65,000人の従業員が非常に多様である現状を反映して設立されました。」と述べています。
シーザーズが事業を運営する地域社会に持続的でポジティブな社会的インパクトを与え取り組みを行っている事が、ポインツ・オブ・ライトのCivic 50においてこのほど認められました。シーザーズがCivic 50のリストに選出されるのは今年で4年目となり、一般消費財・サービス業界のリーダーに認定されたのは3回目です。
価値の提供
シーザーズは、従業員の賃金・手当、サプライヤーに対する財・サービスの対価の支払い、政府に対する税金やライセンス料の支払い、地域社会への寄付やボランティア活動といった形で、2017年の76億ドルを含め、過去5年間に480億ドルの経済価値を生み出してきました。対売上高比率で見たシーザーズの地域社会に対する寄与度は、米国企業の平均水準の3倍に達します。
ダイバーシティ、平等、インクルーション(DEI)
シーザーズは、組織内のあらゆる部門で平等性を高める努力を続けています:
- 2017年にシーザーズは、2025年までに経営陣の男女比を同等にするという目標を設定しました。
- 2017年の時点でマネジャーの32パーセントは有色人種で、この比率は全米平均の28パーセントを4ポイント上回ります。
- シーザーズは、多様なサプライヤーが私たちの事業に恩恵をもたらすことを認識しており、マイノリティや女性が所有する企業や不利な環境下にある企業からの調達額を毎年増やしています。第三者機関により認定されたダイバーシティ・サプライヤーとの取引額が全取引額に占める割合は2011年の5.8パーセントから2017年には16.7パーセントに拡大し、ダイバーシティ・ベストプラクティス・インクルージョン指数に参加している他の企業を39パーセントと、大幅に上回りました。
従業員の幸福
シーザーズは、2017年も従業員のエンゲージメント、育成、福利厚生への投資を継続しました:
- 2017年には、シーザーズの受賞歴のあるウェルネス・リワード・プログラムにより従業員の負担額は総額3,000万ドル以上抑えられました。
- シーザーズ・エンターテインメントは、2017年末にキャリア情報サイトのグラスドアによるランキングにおいてゲーミング企業部門で首位に選出されました。グラスドアに投稿した従業員の70パーセントが、友人にシーザーズを勧めると答えていました(2017年11月)。
- 従業員の82パーセントが、「自分の勤める会社が自然環境、すべての人々の平等、その他の社会問題を支援する姿勢を明確にすることは好ましい」という考え方に賛同しています。
プラネット:すべての人々にとって「我が家」である地球を大切に
今年、シーザーズは世界の気温上昇を摂氏2度以下に抑えるために必要な脱炭素化の目標をSBTi(科学的根拠に基づく排出削減目標イニシアチブ)より承認され、環境スチュワードシップに対する取り組みを強化しました。
シーザーズは、スコープ1およびスコープ2の絶対排出量を基準年の2011年比で2025年までに30%、2050年までに95%削減することを目指しています。また、スコープ3排出量については、サプライヤーの60%が科学的根拠に基づく各自の目標値を2023年までに設定するようにするという目標を打ち立てました。こうした目標のもと、シーザーズはゲーミング・エンターテインメント業界を先導しており、科学的根拠に基づく目標を公式に設定している世界の数少ない企業と歩調を合わせています。
水、気候変動およびサプライヤー対応でトップクラスの実績
シーザーズの全社的な環境戦略である「CodeGreen」は、引き続き業界および企業部門全般で最高水準の成績を上げています。シーザーズは、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)の3種類のランキングでいずれもAまたはA-の評価を受けている世界のわずか55社の1つです。また、シーザーズは水管理に関する格付けで「Water A List」に選出され、気候変動情報開示に対してA-、サプライヤー対応でA-の評価を獲得しました。
プレイ:責任あるゲーミングの実践で業界に先駆、心に残る体験をゲストに提供
責任あるゲーミング
シーザーズは、30年近く前にゲーミング業界初の責任あるゲーミングへの取り組みを確立しました。15年前からシーザーズは各施設に「責任あるゲーミング・アンバサダー」を配置しており、現在、北米のカジノに総勢880名の責任あるゲーミング・アンバサダーを擁しています。
- 2017年には52,500名強の従業員が責任あるゲーミングに関するトレーニングに参加し、その受講時間は延べ71,000時間を超えました。
- 2020年までに、責任あるゲーミングに関するトレーニングを受けた従業員全員がシーザーズの施設において責任あるゲーミングに関する懸念を目撃した際には積極的に報告できると自信をもって宣言できるようにすることがシーザーズの目標です。
心に残る体験の提供
シーザーズは、大人が楽しむことができるように、ライブ・エンターテインメントや素晴らしい食事、刺激的な最新のゲーミング・テクノロジーなど、心に残る体験を創り出しています。
シーザーズは世界的に事業拡張を継続しており、メラーズのブルーウォーターズ・アイランド開発地区で年内にオープン予定の2つのカジノのないリゾートにおいて、シーザーズの名高いホスピタリティ、ダイニング、エンターテインメント体験を提供します。さらに、メキシコのバハ・カリフォルニア州プエルト・ロス・カボスのビーチに面したカジノのない高級リゾートホテル「シーザーズ・パレス」の開業を予定しています。
グウェン・ステファニーのラスベガスでの新定期公演「Gwen Stefani – Just a Girl」がプラネット・ハリウッド・リゾート&カジノで開幕し、年間1万公演を超えるシーザーズのライブエンターテインメント・ショーに加わりました。
シーザーズのシチズンシップに関する詳細については、ツイッター(@CitizenCaesars)またはフェイスブックでフォローしてください。また、シチズンシップ・ブログ(www.caesarscitizenship.caesarsblogs.com)をご覧ください。
シーザーズ・エンターテインメントについて
シーザーズ・エンターテインメント・コーポレーション (NASDAQ上場:ティッカーコード CZR)は、ゲーミング、ホスピタリティ、MICE、ライブ・エンターテインメント業界のグローバルリーダーです。80年前の創業以来、成長を続け、現在世界で約50のホテル、リゾート、カジノ施設を運営しています(うち9つは米国ラスベガス)。多数の受賞暦を誇る統合型リゾートへの滞在客は、年間1億1,500万人以上にのぼり、リゾート内ではセリーヌ・ディオン、マライア・キャリー、グウェン・ステファニー、ジェニファー・ロペスなどによる数年間の定期ライブ公演に加え、セレブリティ・シェフのギー・サヴォア、ゴードン・ラムゼイ、松久信幸(ノブ)、などのレストランをお楽しみいただいています。また、シーザーズはMICE業界のリーダーとしても知られ、2,000人を越える専任スタッフが、年間2万件の会議、カンファレンス、イベントをサポートしています。
シーザーズは、最高水準の規範に基づいた運営によって、責任あるゲーミングの分野のパイオニアとして広く認識されています。シーザーズは、1980年代に責任あるゲーミング・プログラム制度を確立し、以来、この分野において数十年にもわたる専門的経験を有しています。従業員数は約6万5,000人、従業員の50%を女性が占め、ラスベガス・レビュー・ジャーナルなどから「最も働きやすい職場」に選ばれ続けています。シーザーズは、責任ある環境対応も行っており、持続可能な経済を推進する国際非営利プロジェクトCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)より、気候変動、ウォーター、サプライヤー・エンゲージメントのリーダーシップレベル企業と認定されております。
シーザーズは、質の高い雇用やその他経済メリットの創出を通して日本の地元の地域社会を活性化し、世界各地から観光客を呼び込むことができる世界基準のJapanese Entertainment Resort(JER)を開設・運営するため、日本への長期にわたる投資家となり日本のパートナーと協業していくことに尽力します。