JALやANAなど国内航空路線を運航するキャリア各社はこのほど、ゴールデンウイーク(GW)期間中(4月25日〜5月6日)の利用実績を発表した。JALグループ(JAL、JTAなど7社)は、総旅客数が前年比2.5%減、ANAグループ(ANA、ANKなど6社)は同5.7%減となった。各社とも提供座席数を同2〜3%前後絞っていることから、前年並みの利用状況と見ている。
JALグループのうち、日本航空、ジェイ・エア、JALエクスプレスの利用状況は、総旅客数が126万8236人で、同5.1%の減少。利用率は同0.2%増の65.4%で、横ばいの結果となった。方面別では関西、沖縄・奄美方面が好調。期間中のピークは下りが5月3日、上りが5月6日だった。
ANAグループの利用状況は、総旅客数が145万5585人で、同5.7%の減少。利用率は63.4%だった。方面別では九州方面が好調。提供座席数を同1.4%増やしたことが奏功し、旅客数は同1.1%増。
スカイマークは、総旅客数が12万5190人で、前年比4.9%の減少。路線別では羽田〜那覇便で提供座席数を同38.7%増やしたことから、旅客数が同37.6%増と好調だった。全路線の利用率は81.6%で、同2.4%の減少となった。
エア・ドゥは、総旅客数が5万9428人で、前年比9.9%の増加。提供座席数を同9.5%増やしたことが奏功した。路線別では札幌〜羽田便の提供座席数を前年に比べ30%増やしたことなどから総旅客数が同23.6%増加した。全路線の利用率は、79.7%で、同0.2%増と横ばいだった。
スターフライヤーは総旅客数が3万2953人で前年比15.1%の減少となった。全路線の利用率は67.6%で、同6.3%減と伸び悩んだ。