全国旅行業協会(ANTA、5428社)は6月25日、13年度通常総会を都内のホテルで開催し、役員改選で二階俊博会長(衆院議員)を再選した。副会長は加藤正明氏(ツーリスト・トップジャパン)を再選、川﨑糺(かつらぎ観光社)、近藤幸二(全観トラベルネットワーク)の2氏を新たに選出した。
冒頭のあいさつで二階会長は、東北復興支援のための事業や韓国、中国との相互交流などANTA会員の日頃の活動をねぎらった。さらに、「今ようやく観光に新しい陽が差し込んできつつある。こんな時だからこそ皆で頑張って新しい観光の時代を築いていかなくてはならない」と会員同士の協力を訴えた。
13年度事業では観光庁や関係自治体などと連携し、東北・東日本観光復興キャンペーンの展開による風評被害の払しょくと送客支援活動を引き続き実施。和歌山で来年2月11日に開かれる「第10回国内観光活性化フォーラム」や各地での観光イベントなどへの協力を通じて、国内観光の活性化を図る。
また、ASEAN友好40周年記念事業や中国、韓国などとの国際観光交流事業を積極的に展開し2ウェイツーリズムの促進による観光立国の実現に貢献していく。
役員改選による新理事には観光経済新聞社の積田朋子社長も選ばれている。
あいさつする二階会長