全日本ホテル連盟(ANHA)が発表した会員ホテルの1月の全国平均客室利用率は71.2%で、前年同月比0.9ポイント増となった。全国10のエリア別では関東、北陸の2地域のみ前年同月比で増加した。
1月について、「元旦より能登地震の発生、翌日には羽田空港地上衝突事故と、年明けから相次ぐ災害や事故で暗いニュースが続き、宿泊業界にも少なからず影響があった」「昨年度は全国旅行支援の集客が影響した一方、今年は曜日並びも悪く、自粛ムードと相まって2週目までビジネスの動きも鈍い結果となり、ほとんどの地域で前年比を下回る結果となった」と分析している。
エリア別では、「関東・近畿エリアでは引き続きインバウンド集客が強く、被災地に近い北陸エリアでは、金沢市近隣を中心にマスコミや復旧支援の各自治体などの宿泊需要により、昨年を上回った」としている。
会員向け記事です。