JATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会(会長=金井耿・日本旅行業協会会長)はこのほど、9月18〜20日に東京ビッグサイトで開く「JATA国際観光会議08」のプログラムを発表した。10年に日本人海外旅行者数2千万人を目標とするビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)との連動を図り、初日の基調講演ではVWC2千万人推進特別委員会の佐々木隆委員長(JTB会長)や同推進室の澤邊宏室長が登壇する。
佐々木委員長は「VWC〜2010年へのチャレンジ」、澤邊室長は「VWC〜再活性化に向けた3カ年の戦略」と題してそれぞれ講演する。18日はほかに、エア・アジアグループのトニー・フェルナンデスCEOによる特別講演「エア・アジアのミッションとマーケティング戦略」、モルディブ共和国観光大臣による提言「観光産業が地球温暖化防止に向けてできること」、太平洋アジア観光協会のジョン・コルドフスキ氏によるアジア旅行市場分析などを予定する。
19日は1千万人を目標とするインバウンド、20日は海外旅行に関するシンポジウムを行う。
参加登録はウェブ(http://www.jata-wtf.com/)で受け付けている。
ほぼ並行して19日から3日間、アジア最大級の海外旅行イベント「JATA世界旅行博08」も東京ビッグサイトで開かれる。今年で6回目。
134カ国・地域の政府観光局、航空会社、旅行会社が、独自の工夫を凝らした国際色豊かなブースを出展。一般来場者に旅行先としての魅力をアピールするほか、業界関係者が担当者レベルの商談を交わす。ステージパフォーマンスや政府観光局推薦のレストランなどの企画もある。
入場料は大人1200円、学生600円。19日は旅行業界・報道関係者のみの入場で無料。