4〜6月の国内旅行消費、前年比10%減に


 観光庁は10月31日、旅行.観光消費動向調査の4〜6月期の結果(速報値)を発表した。日本人の国内旅行(観光、出張、帰省など目的を問わない)の消費額は4兆7288億円となり、前年同期に比べて9.7%減少した。減少要因の一つには、4月の消費税率の引き上げがあると見られる。

 国内旅行のうち宿泊旅行は前年同期比10.0%減の3兆4451億円、日帰り旅行は同8.8%減の1兆2838億円になった。宿泊旅行、日帰り旅行の消費額は、4〜6月の各月で前年同月の実績を下回った。

 消費税を抜いて算出した数値は、国内旅行の消費額が同12.2%減の4兆3785億円となる。内訳は宿泊旅行が同12.5%減の3兆1899億円、日帰り旅行が同11.3%減の1兆1887億円。

 延べ旅行者数では、日帰り旅行が9003万8千人で同7.5%の増加だったが、宿泊旅行は7417万8千人で同5.1%の減少になった。旅行単価は、日帰り旅行、宿泊旅行ともに前年同期に比べて減少した。

 
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