日本政府観光局(JNTO)が4月24日に発表した今年3月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比26.3%増の85万7千人だった。3月の数値としては過去最高。急速な円高の緩和や東南アジアの需要増加などがプラスに働いた。
中国、インドを除く東アジア、東南アジアの各市場は前年同月の数値に対して2桁の伸びを示した。韓国、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシアなどが3月として過去最高を記録。一方で中国は尖閣諸島の問題の影響で低迷が続き、2桁の減少だった。
2013年1~3月の累計は225万5千人で、前年の同じ期間に比べて18.0%の増加だが、政府が今年の目標に掲げている年間1千万人を達成するには、さらに上積みが必要になっている。