竹内氏
「海底撈(カイテイロウ)火鍋」の続き。
変面ショーが終わる頃、テーブルの火鍋がグツグツいい始めた。ここでは、盛り付けまでエンターテインメントにあふれていた。牛肉は、木製の円盤状の板に貼り付けられており、その板は何と立ててある。中央には「切りたて」の文字が。キャッチコピーは「立つほど新鮮、これぞ切りたて!」。
1メートルもの長皿に載せたラム肉も圧巻!ニュージーランド産の薄切りラム肉は軟らかく、スープが染みてベリウマ♪一番人気というのもうなずける。他にも人気だというのが、牛センマイスライス。センマイとは、牛の第三胃。新鮮だから臭みがない。
スタッフが、ビニールの絞り袋から鍋に入れてくれるのが、エビつみれ。バナメイエビのすり身含有率94%以上という自信作だそう。確かに超美味♪ 夏季限定メニューの「エビつみれロール」は、エビつみれを湯葉で包んだモノ。白身魚は、肉厚でふっくら。
数量限定の活アワビも絶品♪鍋に入れ、火が入り過ぎないよう注意して食せば、う~ん軟らか、うまみタップリ!店内に水槽があり、車エビ、ロブスター、毛ガニ、ミル貝、アワビが。さっきまで水槽のガラスに貼り付いてたヤツだ。
他に、ムチャおいしかったのが揚げ湯葉巻き。スープが絡んでトロトロになった揚げ湯葉は、いくらでも食べられそう♪3種タケノコの盛り合わせも美味。姫竹のシャキシャキ感がクセになりそう♪スープを吸って煮崩れたジャガイモも、なかなか味わい深い。
麻辣湯(マーラータン)の具材で人気の、オレンジ色の縞模様の魚団子入り2種盛り合わせ、豚肉とニラのギョーザ、野菜盛り合わせ、モチモチの広幅春雨などもオーダー、どんどん鍋に投入。他にも、外はサクサク、中はジューシーな四川風豚の唐揚げや、練乳ミルク付き揚げまんじゅうなどがテーブルに並んだ。
途中、またしてもラジカセを持ったスタッフが登場。今度はパンダ柄のシャツで軽装だ。コレが、変面ショーと同じく、もう一つ楽しみにしていたパフォーマンス「カンフー麺」だ。音楽に合わせ、スタッフが踊りながら麺を空中でグルグル回し、手延べするというモノ。かなりの迫力で、壁やテーブル、人にぶつからないかヒヤヒヤしたが無事成功、鍋に入れてくれた。たまに失敗することもあるらしい。年間2200万本以上売れるそうだが、ドキドキハラハラ、最終的に美味なのだから、コレ目当てに来店する客もいるハズ。
女性客にうれしいのが、無料のネイルサービス。色は約120種類から選べる。筆者も体験させていただいたが、今流行のマグネットネイルという、磁石に反応する微細な金属粒子を含んだジェルネイルで、磁石を近づけると粒子が動き、光を集めたように見える。
口福な楽しいひと時はあっと言う間に過ぎてしまったが、ネイルを見るたび究極のエンタメレストランでの体験を思い出す。サービス第一、顧客第一というモットーを追求したことが、同社成功の秘訣だろう。
※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。




