隈研吾氏デザインのモニュメントが京都・亀岡へ 川崎・岐阜を経てGREEN×EXPO 2027会場へとつなぐ「緑のリレー」


第43回全国都市緑化フェアin京都丹波にGREEN×EXPO 2027が参加

 公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会)は9月18日、第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波に参加し、GREEN×EXPO 2027のPR出展を開始した。

 会場は京都・亀岡の保津川公園。横浜市・神奈川県・第38回全国「みどりの愛護」のつどい実行委員会・GREEN×EXPO協会の共同出展として実施される。展示のシンボルとなるモニュメントは、建築家・隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)がデザイン。2024年秋に川崎で生まれ、岐阜を経て今回の京都へとたどり着いた。「全国都市緑化フェアからGREEN×EXPO 2027へとつながるレガシーを象徴する展示」と協会は位置づけている。

「自然と社会の調和」をテーマに 丹波の山並みを背景に花の波

 今回のPR展示では、大地から力強く芽吹く樹木をイメージしたモニュメントと花壇が、丹波の山並みや田畑の穂波を背景に展開される。テーマは「心を満たす 花の波の爽やかな景色を展開」。植物や生き物が時とともに姿を変えながら共生する風景を通じて、「自然と社会の調和」というGREEN×EXPO 2027の理念を表現している。

 第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波の概要は以下の通りだ。

  • 名称:第43回全国都市緑化フェアin京都丹波
  • 愛称:京都丹波みどりの里まつり
  • 提唱:国土交通省
  • 主催:京都府、亀岡市、南丹市、京丹波町、公益財団法人都市緑化機構
  • 開催期間:令和8年9月18日(金)〜11月8日(日)、52日間
  • テーマ:食農と環境そしてアートで輝く「京都丹波」
  • 公式サイト:https://kyototamba-fair.jp/

川崎から岐阜、そして京都へ モニュメントが刻む「緑の歴史」

 展示のシンボルであるモニュメントは、2024年秋に開催された全国都市緑化かわさきフェアで制作・展示されたことを起点とする。その後、全国都市緑化ぎふフェアを経て、今回の第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波へと受け継がれてきた。

 そして今後は、GREEN×EXPO 2027の会場での展示も予定されている。2024年の川崎、2025年の岐阜、2026年の京都丹波、そして2027年の横浜会場へ。毎年各地で開催される全国都市緑化フェアをリレーしながら、GREEN×EXPO 2027会場へとつながる構成だ。

隈研吾氏設計 フレキシブルジョイントシステムで繰り返し活用

 モニュメントを手がけたのは、GREEN×EXPOラボ マスターアーキテクトを務める隈研吾氏だ。このモニュメントには、移動・組立・解体・保管・再利用が容易な「フレキシブルジョイントシステム」が採用されている。設置環境に応じて形状を変化させることが可能であり、繰り返し活用できる仕組みによって環境負荷を抑えている。

 協会はこのモニュメントについて、「自然と共生するこれからの建築のあり方を提案している」としている。

神奈川県立吉田島高校の演習林材を活用 地域資源の循環と次世代育成

 モニュメントに使用する木材には、持続可能な森林経営に取り組む神奈川県立吉田島高等学校との連携によって、同校演習林の木材が活用されている。地域資源の循環利用や次世代人材の育成にもつながる取り組みとして、GREEN×EXPO 2027が目指す持続可能な社会の実現を体現するものだと協会は説明している。

GREEN×EXPO 2027の開催概要

GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の開催概要は以下の通りだ。

  • 正式名称:2027年国際園芸博覧会(International Horticultural Expo 2027, Yokohama, Japan)
  • 正式略称:GREEN×EXPO 2027(グリーンエクスポニーゼロニーナナ)
  • 開催場所:横浜市瀬谷区・旭区(旧上瀬谷通信施設)
  • 開催期間:2027年3月19日(金)〜2027年9月26日(日)、192日間
  • テーマ:幸せを創る明日の風景 〜Scenery of the Future for Happiness〜
  • 博覧会区域:約100ha(内、会場区域80ha)
  • クラス:A1(最上位)クラス(AIPH承認+BIE認定)
  • 有料来場者数:1,000万人以上(目標)
  • 公式サイト:https://expo2027yokohama.or.jp/
  • 公式マスコットキャラクター:「トゥンクトゥンク」

 

 
 

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