冨澤氏
沖縄県と沖縄観光コンベンションビューローは9月10日、「沖縄MICEセミナー&商談会」を東京都千代田区のベルサール秋葉原で開催した。沖縄MICEの魅力や新規コンテンツ、支援メニューを紹介。沖縄県内の宿泊施設などの観光・MICE関連事業者と、首都圏を中心とする旅行会社などが商談を繰り広げた。
冒頭、主催者あいさつした県文化観光スポーツ部MICE推進課長の冨澤正紀氏=写真=は「産業振興や学術研究、人材育成、国際交流などの分野でMICEが生み出すレガシー効果が注目されており、都市ブランドを国内外に広める上でも重要な役割を担っている」と述べた。
さらに、「豊かな自然や独自の文化、多様なMICE施設など沖縄の強みを生かした誘致に取り組んでいる」とし、商談会を通じたMICEビジネスの発展と沖縄MICEブランドの持続的な成長に期待を示した。
観光コンベンションビューロー海外・MICE事業部MICE推進課の比嘉玲依美氏が沖縄県のMICE事業について説明。2024年度のMICE開催件数は前年比134%の2073件、25年度におけるMICE開催参加者のアンケートでは98.3%が大変満足、またはおおむね満足と回答した。増加の背景については、会議・パーティー・宿泊をワンストップで提供できるホテルの増加や人材育成など、県内のMICE受け入れ環境の整備が進んだことを挙げた。
一方、開催のピークとなる11月には、貸し切りバスや乗務員の確保が課題に。このため26年度は、県外から受け入れる運転手、バスガイドについて1人当たり最大40万円を支援し、繁忙期のバス供給力を確保している。
今年度のMICE開催支援は他にも、学術会議開催支援やコンベンション貸し切りバスなどの運行支援があり、誘致を後押しする構えだ。
33年度の供用開始を目標に沖縄本島の東海岸に1万平方メートルの展示場と7500平方メートルの多目的ホール、宿泊施設を有する大型MICE施設の計画も進められており、エリア一帯の魅力あるまちづくりに努めていく。
11月22日に復元完成式を迎える首里城や、世界五大ブルーゾーンの一つである沖縄の自然・文化資源も生かし、国内外への「沖縄MICE」の発信をさらに強化する。

冨澤氏




