昨年のツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸での表彰式の様子
ツーリズムEXPOジャパン2026(TEJ2026)初日の9月24日朝、第10回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の表彰式が行われる。今回から「内閣総理大臣賞」「スタートアップ特別賞」が新設されており、初の内閣総理大臣賞は、株式会社narrative(ナラティブ、大久保泰佑代表取締役)の文化財再生事業「narrative inside」が受賞した。スタートアップ特別賞には、ディー・エヌ・エーによるAIとゲーミフィケーションを融合した独創的な体験「ワンダリア横浜」が選出された。
「内閣総理大臣賞」など新設 応募数は過去最多の272件
今回の応募件数は、272件(自薦=254件、他薦=18件)と過去最多。前回の213件を大幅に上回った。持続可能な観光に向けた取り組みに加え、ツーリズムの力で地域産業の維持・発展に貢献し、他地域のモデルとなり得るものが多く見られた。
内閣総理大臣賞を受賞したnarrativeは、古民家再生などによるまちづくり事業を全国で展開。年間約4万棟が失われている古民家をはじめ、地域資源を面的に再生し、補助金に依存しない民間自走型の事業モデルを確立している点が高く評価された。
「国土交通大臣賞」は、北海道美唄市のスキー場「Alpen SNOWLAND BIBAI」と美唄市による「冬眠するゴルフ場から始まる地域創生」が受賞。冬季閉鎖が常識だったゴルフ場を、日本最大級の雪上アクティビティフィールドへ転換し、通年雇用と地域経済の好循環を実現した先進事例として注目を集めた。
「経済産業大臣賞」は、北海道の倶知安観光協会が受賞。スキーリゾート・ニセコにおいて、デジタル庁認証アプリを活用した住民優待サービス「Kutchan ID+」と、町民限定体験「Kutchan Magical Experience」を展開した。価格高騰が進むリゾート地で住民の暮らしを守りながら、需要の平準化と継続的な雇用創出につなげている点が評価された。
「観光庁長官賞」は、3団体が受賞。新潟県・燕三条工場の祭典実行委員会の「燕三条工場の祭典」、富山県・ジソウラボの「つくる人をつくる 人材輩出まち井波」、北海道・ファイターズスポーツ&エンターテイメントの「北海道ボールパークFビレッジ~世界がまだ見ぬボールパークを作ろう~」が選出された。
「実行委員長賞」は、バヌアツ共和国を拠点とするCaldera Impactの、活火山を生かしたスポーツツーリズムの取り組み「Yasur Volcano Run」が受賞した。
「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード」は、栃木県那須塩原市のゲストハウスLeu.(レウ)による地域活性化・関係人口拡大の取り組み、キタ・マネジメントと風のヘリテージによる愛媛県の「大洲城キャッスルステイ」が受賞した。
このほか、「審査委員特別賞」に18団体、「入賞」に30団体が選ばれた。

今回受賞した団体名とその取り組み(「入賞」以外を掲載)

昨年のツーリズムEXPOジャパン2025愛知・中部北陸での表彰式の様子




