Uber Japanは4日、山梨県富士吉田市と「オーバーツーリズム対策に関する包括連携協定」を締結した。タクシー配車の「Uber」アプリを活用し、乗車場所の適正化や、外国人観光客を含む利用者への地域ルール・観光マナーの情報発信などを実施。富士山観光における観光客の利便性と地域住民の安全・安心な暮らしの両立を図る。同社が自治体とオーバーツーリズム対策に関する包括連携協定を結ぶのは今回が初となった。
連携項目は、(1)観光地や周辺地域における混雑緩和に資する取り組み(2)観光客の安全・安心な移動および円滑な交通の確保(3)Uberアプリを通じた観光マナー、地域ルールなどに関する情報発信および啓発(4)混雑状況、交通規制、イベントなどに関する情報の共有(5)その他、オーバーツーリズム対策および持続可能な観光の推進に資する事項―の五つ。
交通の妨げになりにくい複数の「乗車スポット」を市内中心部に新設し、Uberアプリ上で利用者とドライバー双方に案内。利用者を適切な乗車場所へ誘導することで、車両の滞留や混雑する路上での乗降を抑え、交通混雑の緩和を図る。
また、外国人観光客に対し、地域の交通ルールや観光アドバイスなどを、Uberアプリを通じて発信。観光客と地域社会が共存できる「持続可能な観光モデル」の構築を共同で目指す。
富士吉田市では、「新倉山浅間公園」や「本町通り」をはじめとする観光スポット周辺に観光客が集中。特定の時期や場所への観光客の集中による交通混雑や、地域住民の生活環境への影響が課題となっている。
同市の堀内茂市長は、「大変心強く思っている。配車アプリを通じた観光動線の最適化やマナー啓発を通じて、世界中から訪れる観光客を適切に案内するとともに、市民の生活環境も守っていく」とコメントしている。




