Uber Japan 株式会社は8月24日、日産自動車株式会社(以下、日産)とのパートナーシップに基づき、日産の新型「エルグランド」を「Uber プレミアム」の対象車両として運行開始したと発表した。
Uber と提携する株式会社日の丸リムジンおよび IBI グループ株式会社が車両を導入し、順次運行を開始する。

Uber プレミアムとは
「Uber プレミアム」は、上質なハイヤー車両と経験豊富なドライバーによる、快適でワンランク上の移動体験を Uber アプリから手軽に利用できるハイヤー配車サービスだ。
Uber Japan は現在、国内約1,000社のタクシー会社と提携し、47都道府県でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」を提供している。
「Uber プレミアム」については、札幌市・東京23区・大阪市・京都市などを含む9都道府県において、プレミアムなハイヤー車両や最大5名乗りのワゴンを配車できるサービスとして展開。急速な成長を続けており、乗車数・取扱高ともに2023年比7倍の規模に拡大している。
新型「エルグランド」の特徴
新型「エルグランド」は、「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」をデザインコンセプトに掲げたプレミアムミニバンだ。
非日常の旅へ出かける高揚感を提供することをコンセプトとしており、極めて静粛な走行性能と、プライベートラウンジのような快適な移動空間を備える。移動時間そのものを上質に過ごせる体験を提供するとしている。
複数人が荷物とともにゆったり乗車できる車両という特性から、訪日外国人旅行者を含む幅広い利用者のニーズに応えることが期待される。
日産との協業経緯
Uber Japan は今年5月、国内外の旅行需要の増加に伴い急速に高まる「Uber プレミアム」への需要に対応するため、日産との協業によるタクシー事業者への新型「エルグランド」の導入支援を発表していた。
今回、実際の運行開始を迎えることで、利用者に新たな Uber プレミアムの移動体験を提供する運びとなった。
今回の取り組みでは、日産が培ってきた車両技術、パートナーであるタクシー事業者による高品質な運行、そして Uber のテクノロジーを組み合わせることで、利用者の移動体験をさらに向上させるとしている。
同時に、国内外の利用者とタクシー事業者をつなぎ、新たな需要の獲得と収益機会の拡大を支援する狙いもある。
拡大する旅行需要への対応
訪日外国人旅行者の増加などを背景に、プレミアムな移動サービスへの需要は拡大を続けている。
今後も日本への旅行需要は堅調に推移すると見込まれており、複数人が荷物とともにゆったり乗車できる車両へのニーズは、さらなる拡大が期待される状況だ。
Uber は、こうした需要に応えるため、「Uber プレミアム」のサービスおよび対応車両の拡充を進めている。
代表のコメント
Uber Japan 株式会社 代表 ゼネラルマネージャーの山中志郎氏は次のようにコメントしている。
「今年5月に発表した日産との取り組みを経て、いよいよ新型『エルグランド』が Uber プレミアムの車両として街を走り始めることを大変嬉しく思います。訪日外国人旅行者の増加などを背景に、より広く快適な車両で移動したいというニーズはますます高まっています。新型『エルグランド』が提供するプライベートラウンジのような上質な空間と、Uber のテクノロジーを組み合わせることで、これまで以上に洗練された移動体験をお客さまに提供できると期待しています。」
配車の仕組みと注意事項
新型「エルグランド」は、Uber アプリで「プレミアム」を選択した際に、対象車両の一つとして配車される。
ただし、配車される車両は稼働状況などによって異なり、新型「エルグランド」を指定して配車を依頼することはできない点に注意が必要だ。
導入記念キャンペーンも実施
本取り組みに合わせ、Uber プレミアムをよりお得に体験できる利用者向けのキャンペーンも実施される。
キャンペーンの詳細は以下の通り。
- 期間:2026年8月24日(月)から10月31日(土)
- 対象エリア:日本全国の Uber プレミアムのサービスエリア
- 対象者:すべての国内利用者
- 対象サービス・割引:Uber プレミアムのご乗車が1回まで20%オフ(上限1,000円)
- プロモーションコード:PREMJP26
なお、本キャンペーンは新型エルグランドを指定して配車されるものではない。
Uber Japan の今後の展開
Uber Japan は今後もパートナー企業と連携しながら、日本の利用者と海外から訪れる利用者の双方に、より多様で快適な移動の選択肢を提供し、日本のモビリティエコシステムの持続的な成長に貢献するとしている。
Uber Japan は現在、京都府京丹後市、石川県加賀市、長野県野沢温泉村、大分県別府市において自治体とのパートナーシップによる自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)を展開。2024年4月からはタクシー会社とのパートナーシップによる自家用車活用(日本版ライドシェア)のサービス提供もサポートしている。
なお、今回の取り組みは、今年3月に発表したロボタクシーにおける日産自動車および Wayve とのパートナーシップとは別の取り組みだ。




