シンガポール航空と中国国際航空、商業的共同事業の構築へ 覚書を締結


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コードシェア拡大・マイレージ連携強化へ、「戦略的事業提携に乗り出す」

 シンガポール航空と中国国際航空は2026年6月29日、商業的共同事業提携を構築するための覚書(MoU)を、中国・北京で締結した。コードシェア便の拡大、運航スケジュールの調整、共同運賃商品の検討、マイレージプログラムの特典強化など、幅広い分野での協力深化を目指す。

 署名式は2026年6月29日、北京で行われた。中国国際航空の総裁・曲光吉氏とシンガポール航空のCEO・ゴー・チュン・ポンが出席し、覚書に署名した。

 今回の覚書は、両社間の商業的共同事業提携の構築を目的としたもの。シンガポールと中国本土間、中国国内、さらに両国を超えたさらなる目的地へのコードシェア提携拡大の可能性が含まれる。

 両社はすでに2016年に一部の便でコードシェアを開始しており、現在はシンガポールと北京、成都、重慶、上海を結ぶ便でコードシェアを実施している。今回の覚書はこの既存の関係をさらに発展させるものだ。

コードシェア拡大とスケジュール調整

 今回の覚書に盛り込まれた主な協力項目は以下の通りだ。

  • シンガポールと中国本土間、中国国内、および両国を超えたさらなる目的地へのコードシェア提携の拡大

  • 運航スケジュールの調整

  • 共同運賃商品の検討

  • 共同マーケティングおよび収益分配に関する取り決め

 なお、すべての取り組みは当局の承認を前提としている。

マイレージプログラムの特典も強化

 両社はマイレージプログラム間の提携強化も進める方針だ。シンガポール航空の「クリスフライヤー」と中国国際航空の「フェニックスマイル」の間の連携を深め、会員が双方の航空会社でマイルを獲得・交換できる機会を増やす。より充実した特典の提供を目指す。

 両社はスターアライアンスの加盟メンバーであり、長年にわたる協力関係を土台に、今回の覚書締結に至った。

地上業務やケータリング分野でも連携

 マイレージや運賃面にとどまらず、地上支援業務、ケータリング、機内サービスなどの分野においても、優れた取り組みや成功事例を両社間で共有することを目指す。

両トップのコメント

 中国国際航空の総裁・曲光吉氏は次のように述べた。

 「スターアライアンスのメンバーとして、シンガポール航空と中国国際航空は長年にわたる強固な協力の土台を築いてきました。私たちは二社間のパートナーシップをさらに深め、コードシェア提携の範囲を広げ、マイレージプログラムのシナジーを強化し、共同事業への取り組みを精力的に推進してまいります。多様な旅行商品とプレミアムなサービスを継続的にお届けすることで、中国・シンガポール間の航空路線を利用されるお客様に、今後もさらなる利便性とより多くの旅行の選択肢を提供してまいります」

 シンガポール航空のCEO・ゴー・チュン・ポンは次のように語った。

 「シンガポール航空は、中国のハブ空港から広大な国内・国際ネットワークを展開する中国国際航空との戦略的事業提携に乗り出すことを大変嬉しく思います。互いの協力のもと、シンガポールと中国間、そして両社のネットワークを組み合わせた路線において、お客様にさらなる旅行の選択肢、シームレスな接続、そして向上した利便性を提供してまいります。サービスやマイレージプログラムにおけるより緊密な協力は、旅行体験をさらに高め、お客様に大きな価値を創出することができます。また、この提携は観光、ビジネス、文化交流の発展を支え、経済的・人的な結びつきを強化するとともに、シンガポールと中国の間のより深い関係と新たな機会を育むものとなります」

シンガポール航空について

 シンガポール航空グループは、マラヤンエアウェイズ・リミテッドを前身に1947年に設立。その後、マレーシアエアウェイズ・リミテッド、さらにマレーシア・シンガポール航空(MSA)に社名を変更した。1972年には、MSAがシンガポール航空とマレーシア航空に分離。当初は保有機10機で18か国22都市に運航していたが、現在は世界的なインターナショナルエアライングループに成長した。「Service Excellence」「Product Leadership」「Network Connectivity」の3つを柱として掲げており、世界で最も多くの賞を受賞している航空会社だ。

中国国際航空について

 1988年に設立された中国国際航空は、中国唯一の国旗を掲げるナショナル・フラッグ・キャリア。北京2008オリンピック・パラリンピック競技大会、および北京2022冬季オリンピック・パラリンピック競技大会の公式旅客航空サービスパートナーでもある。香港、ロンドン、上海の証券取引所に上場。2025年12月31日現在、子会社を含め964機の航空機を運航し、バランスの取れた広範な路線ネットワークを維持している。「世界をリードする航空会社」になるというビジョンのもと、「安全を最優先し、安心・円滑・快適で心地よいサービスを提供し、着実な成長を追求し、従業員の能力を高め、社会的責任を果たす」というミッションを堅持している。

 
 

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