エアバスは7月1日、スカンジナビア航空(SAS)がA330-900を18機確定発注したと発表した。機材更新戦略の一環。コペンハーゲンで締結式典が開かれ、SASのアンコ・ファン・デル・ヴェルフCEOとエアバスのブノワ・ド=サンテグジュペリ民間航空機ビジネス営業部門エグゼクティブ・バイス・プレジデントが出席した。

既存の高需要路線に増便、新規路線の開設も
発注されたA330neoは、SASが現在進める国際路線ネットワークの拡大に寄与するものだ。同社の既存の高需要路線への増便に加え、新規路線の開設も可能にする。
SASが発注したのはA330ファミリーの最新世代モデルであるA330-900。エアバスが「A330neo」と呼ぶ機体だ。最新世代のロールス・ロイス社製トレント7000エンジンを搭載し、最大8,100海里(約15,000キロメートル)をノンストップで飛行できる。
前世代の競合機比で燃料・CO2・運航コストを25%削減
A330neoの最大の特長は、その環境性能と経済性の高さだ。前世代の競合機と比較して、燃料消費量・CO2排出量・運航コストをいずれも25%削減する。
受賞歴を持つ革新的な客室「Airspace」を装備している点も特徴のひとつ。新しいレベルの快適性を乗客に提供するとされる。
SAF100%運航を2030年までに目指す
環境対応の面では、すべてのエアバス機と同様に、A330neoは持続可能な航空燃料(SAF)を最大50%使用して飛行できる。エアバスは2030年までに全エアバスファミリー機でSAFを100%使用した運航の実現を目指している。
A330ファミリー全体の受注実績としては、2026年5月末時点で世界中の133社から1,950機以上の受注を獲得している。
発表はコペンハーゲン時間の6月30日。エアバスの本社はフランス・トゥールーズで、最高経営責任者はギョム・フォーリ氏が務めている。




