国土交通省がこのほど発表したクルーズ船旅客数や寄港回数のデータによると、2023年に日本へクルーズ船で入国した訪日クルーズ旅客数は35万6000万人となり、コロナ前のピークだった2017年の252万9000人と比較すると86%減となった。なお、2021年、2022年は0人だった。
クルーズ船の寄港回数は2022年の約2.5倍にあたる1854回で、コロナ前のピークだった2018年(2930回)比37%減まで回復した。内訳をみると外国船社のクルーズ船は1264回で、コロナ前のピークだった2017年(2013回)比37%減。日本船社のクルーズ船が590回でコロナ前のピークだった2018年(1017回)比42%減となった。
港別の寄港回数は、最も多かったのは横浜港で171回、2位は長崎港で96回、3位は広島県尾道市のベラビスタマリーナで91回となった。外国船社のクルーズ船では1位が横浜港(101回)、2位が長崎港(95回)、3位が鹿児島港(78回)。日本船社のクルーズ船では1位がベラビスタマリーナ(91回)、2位が横浜港(70回)、3位が神戸港(37回)だった。なお、ベラビスタマリーナが多い理由としては、日本船社のクルーズ船にベラビスタマリーナ発着のせとうちクルーズ「ガンツウ」が含まれるため。
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