観光庁が6月16日に発表した主要旅行業者43社・グループの2022年度の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2021年度比99.7%増、2019年度比36.3%減の2兆9101億9337万円となった。このうち国内旅行は21年度比79.0%増・19年度比6.5%減の2兆3898億5008万円となり、19年度並みに近づく勢い。一方海外旅行は21年度比520.8%増・19年度比74.6%減の4545億8904万円となった。訪日旅行は21年度比34.7%増・19年度比70.5%減の65億7525万円だった。
四半期別にみると、全てのセグメントで21年度を上回っているが、19年度比を見ると第1四半期から第4四半期まで徐々に回復。特に第4四半期は総取扱額が26.3%増、国内旅行が69.9%増、訪日旅行が18.8%増となり19年度を上回る結果となった。
総取扱額は全社が21年度を上回ったが、19年度を上回ったのは東武トップツアーズ(35.4%増の1685億9947万円)と富士急トラベル(25.7%増の56億6192万円)のみ。2社とも国内旅行が好調に推移した。
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