帝国データバンクによると、2021年度(2021年4月~2022年3月)の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は前年度比19.1%減の5916件と、1965年度(5593件)に次ぐ、過去2番目の低水準となった。負債総額は同2.8%減の1兆1828億7100万円と、4年連続で減少するとともに、2000年以降最少だった前年度をさらに下回った。
年間の倒産件数が6千件を下回るのは56年ぶり。融資など政府のコロナ対策が影響していると見られる。
月別の件数を見ると、5月以外の月で前年同月を下回った。4月と6~11月に10%以上の2桁減となり、12月以降は減少幅が縮小したが、3月に9.3%と10%近くに再び拡大した。
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