日本観光振興協会は21日までに、一般消費者4千人を対象にした「短期観光動向調査」の結果をまとめた。それによると、今年7〜9月期の宿泊旅行実施率は前年同期と比べ微減だったが、10〜12月期の宿泊旅行意向率は微増となり、旅行意欲が高まっていることが分かった。
7〜9月期の実施率は42.7%、前年同期比0・4ポイント減。男性は1.1ポイント増の40.2%、女性は1.8ポイント減の45.3%だった。旅行目的地は関東が最多で、13.0%、次いで関西の8.6%で、いずれも増加。対して東北は0.7ポイント減の4.8%にとどまった。
10〜12月期の意向率は42.1%となり、前年同期比0.8ポイント増。男性は1.9ポイント増の39.9%だが、女性は0.3ポイント減の44.3%で、7〜9月期同様、女性の旅行意向がやや冷え込んでいる。
旅行目的地は関東が最多で、以下、関西、中部、九州と続く。特に九州は1.3ポイント増と上げ幅が大きい。
旅行予定の同伴者は「家族旅行で」が2.5ポイント、「夫婦・カップルで」が2.1ポイント減少。しかし、「友人・知人」は3.7ポイント増加している。