日本政策金融公庫はこのほど、全国中小企業動向調査の1~3月期分を公表した。同期の「宿泊・飲食」の業況判断DIは、前期比で小企業が低下、中小企業が上昇した。企業の景況について調査では、小企業を「持ち直しの動きに足踏み」、中小企業を「持ち直しの動きがみられる」とした。
小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店・宿泊業は10人未満)のDIは、業況が良いと回答した企業割合から悪いと回答した企業割合を引いた値。
全業種計は前期比6.2ポイント減のマイナス23.8。業種別では、飲食店・宿泊業が同4.4ポイント減のマイナス8.5。
コロナ禍が深刻化した2020年1~3月期にマイナス93.2と大きく低下。23年4~6月期にマイナス2.1まで上昇し、以降は1桁台のマイナス水準が続いている。
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