1月訪日客、8%増・269万人 中国・台湾など好調、韓国・香港はマイナス

  • 2019年3月13日

 2019年1月の訪日外国人旅行者数は、前年同月比7.5%増の268万9千人で1月として過去最高を記録した。日本政府観光局(JNTO)が2月20日に発表した推計値。航空座席供給量の拡大、2月初旬の春節(旧正月)に向けた訪日需要の高まりなどで中国、台湾が好調だったが、韓国、香港は前年同月の実績を下回る結果だった。欧米豪、東南アジアは全体として堅調だった。

 中国は19.3%増の75万4千人で1月として過去最高となった。18年の春節は2月中旬だったが、19年の春節は2月初旬となったため、1月末の旅行需要が高まった。19年1月の個人査証(ビザ)の要件緩和などで、18年7月以来、6カ月ぶりに前年同月比で2桁の伸び率を記録した。

 台湾は10.5%増の38万8千人で1月の過去最高を記録した。地方への新規路線、チャーター便の就航に加え、「北海道ふっこう割」を利用した旅行商品や春節休暇の前倒し需要があり、18年4月以来、9カ月ぶりに2桁の伸び率となった。

 一方で韓国は3.0%減の77万9千人。航空路線の拡充、日本国内で起きた自然災害の影響の沈静化などで1月として過去2番目の実績だったが、前年同月を下回った。訪日旅行のマイナス要因としてJNTOは「韓国経済の低迷」「韓中関係改善による中国への渡航需要の回復」を挙げた。

 香港も3.9%減の15万4千人とマイナス。JNTOは、訪日旅行のマイナス要因に「米中貿易摩擦による市民の消費マインドの悪化」「香港と中国大陸を結ぶ高速鉄道と港珠澳大橋が開通し、中国へのより安価な旅行が選択可能となったこと」などを指摘した。

 韓国、香港の動向について観光庁の田端浩長官は、2月20日の専門紙向け会見で「韓国は自然災害の影響は落ち着いているにしても、力強い回復基調には戻っていないので、さらによく分析したい。香港も地方路線の新規就航などを踏まえ、地方の魅力などを積極的に発信し、回復に努めていく」と述べた。

 東アジア以外では、豪州がスキー旅行の人気などで16.0%増の8万1千人となり、1カ月当たりの最高値を更新。1月として過去最高を記録したのは、米国、英国、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド。米国はクルーズ旅行などが好調で12.2%増の10万3千人。航空路線の新規就航などでタイが12.1%増の9万3千人、ベトナムが27.8%増の3万5千人、フィリピンが13.5%増の3万6千人となった。

 一方、19年1月の出国日本人数(JNTO推計値)は、前年同月比2.0%増の145万2千人となった。

関連する記事

リーガロイヤルホテルは、「アリペイ」と「ウィーチャットペイ」を6月3日から導入する。 リーガロイヤルホテル(大阪市北区中之島、総支配人 田辺 能弘)は、ご宿泊料金と直営…

続きを読む

ホープは、行政マガジン「ジチタイワークス」観光・インバウンド号を22日に発行する。 自治体に特化したサービスを展開する株式会社ホープ(本社:福岡市、代表取締役社長兼CEO…

続きを読む

ecbo(東京都渋谷区、エクボ)は4月25日、京成トラベルサービス(千葉県船橋市、京成トラベル)と業務提携し、京成上野駅(東京都台東区)に新設された手荷物預かりカウンター…

続きを読む

新聞ご購読のお申込み  ベストセレクション

メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

第32回「にっぽんの温泉100選」発表!(2018年12月15日号発表)

  • 1位草津、2位別府八湯、3位下呂

2018年度「5つ星の宿」発表!(2018年12月15日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?

第32回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2019年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「泉質」「見所・体験の充実」「郷土の食文化」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

18年度「部門別・旅館ホテル100選」(2019年1月12日号発表)

  • 「料理」「サービス」「風呂」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On InstagramVisit Us On Youtube