三重県と三重県観光連盟は6日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で、「平成20年三重県観光・記者発表会及び交流会」を開催した。旅行会社や報道関係者約200人が出席。三重県の08年テーマを「美し(うまし)国 三重」と発表、食、自然、歴史、文化などを中心にアピールする。上野城や二見浦など4カ所の風景が入ったポスターも披露した。県内の観光イベントなどは各担当者が説明した。
神宮司庁は、2013年の伊勢神宮式年遷宮を紹介。09年は宇治橋の架け替えが行われる。前回の宇治橋渡始式には1日で13万人が参拝した。伊勢神宮は近年参拝者が増え、昨年は708万人を記録、特に若い女性の姿が多いという。
近畿日本鉄道は、伊勢志摩観光コンベンション機構と主催する「伊勢志摩スマイル・フォトコンテスト」を説明。家族や自分の笑顔の写真コンテストで、ベストスマイルフォトに選ばれると、2泊3日の伊勢志摩旅行が贈られる。
津市は、藤堂高虎公津入府400年記念事業をアピール。08年4月から09年3月まで、季節に合わせたイベントを展開。4月26日のオープニングイベントでは、伝統芸能や400人の大茶会が開催される。
伊賀上野観光協会は、インターネット上の仮想世界サービス、セカンドライフ内に、伊賀忍者の体験テーマパークをオープンすると説明した。外客誘致に活用する。
三重県観光局は、カーナビのマップコードに対応したドライブマップを作成。近年注目を集める自動車による個人旅行「ドラ旅」の誘客を図る。
交流会では、野呂昭彦三重県知事があいさつに立ち、「営業を再開した赤福では、行列ができ、売り切れになったという連絡が入った。新名神高速道路の亀山JCT(三重県)から草津田上IC(滋賀県)間の開通、伊勢神宮式年遷宮など、追い風になった観光に力を入れていきたい」と話した。
野呂知事と観光関係者