全国修学旅行研究協会(全修協、岩瀨正司理事長)は2月27日、東京のアルカディア市ヶ谷で第18回修学旅行ホームページコンクールの表彰式を開いた。大賞の文部科学大臣賞は東洋大学附属姫路高等学校(兵庫県)が受賞。このほか部門別優秀賞3点が決まり、それぞれ表彰された。
コンクールは全国の小、中、高等学校が作成した自校の修学旅行を紹介するホームページから、旅行の内容やホームページの構成で優れた作品を表彰するもの。今回は小学校48校、中学校55校、高等学校37校の計140校がエントリー。大濱健志(文部科学省初等中等教育局児童生徒課長)、丸山隆司(KNT―CTホールディングス社長)、積田朋子(観光経済新聞社社長)の各氏ら6人が審査し、各賞を決めた。
大賞を受賞した東洋大学附属姫路高等学校は、2年次で東北への3泊4日の修学旅行を実施。中高一貫で続けている震災学習の一環で、復興に関わる人々の話を聞いたり、復興が進む被災地を見学するなどした。
審査員は「防災という今日的な課題に迫った内容。関連した事前、事後学習も内容が濃い。ホームページのデザインも工夫されている」と評価した。
受賞校は次の通り。
【文部科学大臣賞(大賞)】東洋大学附属姫路高等学校(兵庫県)
【部門別優秀賞・小学校部門】鹿児島市立錦江台小学校(鹿児島県)
【同・中学校部門】東洋大学附属姫路中学校(兵庫県)
【同・高等学校部門】兵庫県立小野高等学校(兵庫県)
【入選】堺市立三原台小学校(大阪府)▽潮来市立日の出中学校(茨城県)▽日立市立駒王中学校(茨城県)
記念撮影(後列中央が岩瀨理事長)