宿泊者数が3%増 観光庁の宿泊旅行統計調査6月速報


国内は前年並み、訪日2割増

 観光庁がこのほど発表した宿泊旅行統計調査の結果、今年6月の宿泊施設の延べ宿泊者数(第2次速報値)は、前年同月比3.2%増の3957万人泊だった。全体のうち日本人延べ宿泊者数は同0.2%増の3212万人泊となり、前年同月に比べて7カ月ぶりにプラス。外国人延べ宿泊者数は同19.1%増の745万人泊で、6月として過去最高だった。外国人延べ宿泊者数が全体に占める割合は18.8%だった。

 宿泊旅行の需要に影響を与えそうな今年6月の主なトピックスは、14日のサッカーワールドカップロシア大会開幕、15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行、18日の大阪府北部地震の発生など。

 日本人、外国人合計の延べ宿泊者数は、全国のうち23都道府県が前年同月の実績を上回った。延べ宿泊者数が上位5位の都道府県は、(1)東京都(6.9%増の502万人泊)(2)北海道(2.5%増の310万人泊)(3)大阪府(6.3%増の283万人泊)(4)千葉県(11.9%増の210万人泊)(5)沖縄県(8.5%増の189万人泊)。

 関西エリアでは、大阪府の6.3%増をはじめ、京都府(1.6%増の150万人泊)、和歌山県(2.8%増の33万人泊)は前年同月比でプラスだったが、滋賀県(10.1%減の32万人泊)、兵庫県(5.9%減の90万人泊)、奈良県(7.6%減の19万人泊)はマイナスだった。
他の主な地方ブロックでは、東北エリア(6県)が2.2%増の336万人泊、四国エリア(4県)が2.7%減の94万人泊、九州エリア(7県)が4.0%減の381万人泊となった。

 外国人延べ宿泊者数に限って見ると、全国のうち33都道府県が前年同月の実績を上回った。都市、地方の伸び率では、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫の8都府県)が20.1%増、地方部(三大都市圏以外)が17.4%増となった。
外国人延べ宿泊者数の伸び率が50%以上だったのは、青森県(67.6%増)、宮城県(81.8%増)、山梨県(68.3%増)、岐阜県(52.7%増)、静岡県(50.7%増)、島根県(73.9%増)の6県だった。

 国・地域別の外国人延べ宿泊者数は、最多の中国が40.3%増の187万人泊で全体の27.8%を占めた。次いで台湾が4.7%増の106万人泊、韓国が6.2%増の91万人泊、米国が12.9%増の54万人泊、香港が1.0%減の51万人泊などだった。

 
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