観光庁が17日に発表した今年3月の主要旅行業58社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比35.7%増の5596億670万円だった。対前々年でも4.8%増となった。内訳は国内旅行が前年同月比44.5%増の3418億5099万円、海外旅行が同23.2%増の2130億915万円、外国人旅行が同71.1%増の47億4655万円で、東日本大震災などで落ち込んだ昨年の取り扱いを大きく上回った。また全分野とも前々年比をも上回った。
前々年比の値は、国内旅行が同1.9%増、海外旅行が同9.8%増、外国人旅行が同1.2%増。
総取扱額が前年実績を上回ったのは、58社中55社だった。このうち国内旅行の取り扱い54社中51社が前年の取扱額を超えた。海外旅行は取り扱い57社のうち前年超えは54社。外国人旅行は、取り扱い37社中32社が前年実績を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が同44.6%増の1528億5151万円だった。内訳は国内旅行が同59.7%増の841億3846万円、海外旅行が同29.3%増の684億2089万円、外国人旅行が同181.2%増の2億9216万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、国内旅行が同59.5%増の359万4784人、海外旅行が同26.6%増の48万3151人、外国人旅行が同181.3%増の1万3859人で、総計では同55.0%増の409万1794人だった。





