エクスペディア、ビッグデータによる訪日米国人旅行者予約の最新動向分析結果を発表


 エクスペディアは、ビッグデータによる訪日米国人旅行者予約の最新動向の分析結果を発表した。

訪日米国人旅行者の需要は 50% 増加

エクスペディアが展開するTravelocity.com、Hotwire.com、Orbitz.com など米国で人気の旅行サイトが貢献し、訪日米国人旅行者の需要は前年比 50% 増となりました。米国人旅行者の需要が特に多かったのは4 月、5 月、6 月で、春から初夏が人気のシーズンとなっています。

 

主要3地域の人気は継続、地方の需要も急増

東京、京都、大阪は訪日米国人旅行者の需要の 70% 以上を占めています。東京と京都の平均増加率は前年比 40% 増となり、大阪はその 2 倍である 80% を超える伸びを見せました。主要3地域における需要が継続的な伸びを見せる一方、名古屋 (85% 増)、長野 (80% 増)、福岡 (70% 増)、兵庫 (70% 増)、神奈川 (70% 増) など他の地域でも米国人旅行者の需要が急増しています。

 

パッケージ予約率は約 2 倍に増加

一つの商品に特化したウェブサイトとは異なり、エクスペディアが展開する旅行サイトでは宿泊施設と航空券などを組み合わせたパッケージ予約が可能なため、旅行者は予約にかける時間と費用を節約することができます。訪日米国人旅行者のパッケージ予約率は前年比 90% 増と大幅な伸びを記録しました。さらに、パッケージを予約した米国人旅行者は、宿泊施設のみを予約した米国人旅行者と比べ、キャンセル率が 30% 低かったほか、10 日早く予約し、滞在期間が 1 日長かったことも分かりました。

 

エクスペディアホールディングス株式会社代表取締役でロッジング パートナー サービス日本・ミクロネシア地区統括本部長を務めるマイケル・ダイクスは「訪日外国人旅行者の半数がエクスペディアのようなオンライン旅行会社のサイトなどを利用しています[2]。インバウンド市場において米国人旅行者が占める割合は拡大しているため、宿泊施設の所有者や運営者はデータを活用して米国人旅行者がもたらす利点を理解することが重要です。世界中にネットワークを持つエクスペディア グループでは、提携宿泊施設の皆さまが旅行者のニーズに即した商品やサービスを提供し、さらに多くの米国人旅行者を呼び込むことができるよう引き続きサポートしてまいります」と述べています。

 

英国の研究・分析機関「Oxford Economics」が 2018 年 3 月に発表した米国人の旅行に関する調査報告[3] によると、ビジネスやレジャーなどの旅行目的に関わらず、オンライン旅行会社で予約した旅行者の1 回の旅行あたりの消費額は、オンライン旅行会社以外で予約した旅行者よりも全てのカテゴリーにおいて高く、宿泊費に関しては17%高くなっています。

[2] 公益財団法人日本交通公社および株式会社日本政策投資銀行のデータhttps://www.dbj.jp/ja/topics/region/industry/files/0000028801_file2.pdf

[3] 米国人を対象とした2016 年の旅行 (約 100,000 件) に関する調査(2018年3月発表)

 
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