JR各社と地域活性化で連携
JRグループ協定旅館ホテル連盟(渡邉宗男会長=静岡県・川堰苑いすゞホテル、1973会員)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京で6月12日に開催する予定だった2020年度通常総会を紙面総会に変更した。新型コロナウイルスの影響を受ける会員施設の負担を軽減するため、20年度の本部定額会費(8千円)を免除することやJR各社が取り組む地域活性化に全面的に協力、連携することなどを発表した。
19年度事業については、昨年に発生した地震や台風で被害に遭った会員施設に見舞金や義援金の贈呈、各地域本部の研修や宣伝活動などを通じてJR各社が取り組む地方創生、地域活性化策への連携、宿泊客に対するアンケート調査を行ったことなどが報告された。
20年度事業は、新型コロナウイルスで厳しい状況にある国内観光に対し、JR各社が取り組む地域活性化に協力、連携する。「JR旅ホ連宿泊施設一覧」を交通新聞社が運営する情報サイト「トレたび」に継続掲載や、トレたび公式SNSを活用した会員施設の利用促進を図る。宿泊者の満足度と宿泊施設のサービスレベルの向上を目的に1995年度から行ってきたアンケート調査は、回収数の減少、経費の削減のため、今年中で終了することが発表された。