
山北社長
JTBの山北栄二郎社長は14日、事業パートナーに向けた新年のライブ配信「ニューイヤー パートナーシップ ミーティング2021」で、JTBグループの中期経営計画「『新』交流創造ビジョン~地球を舞台に『新』交流時代を切り拓く~」の概要を紹介。経営計画の一番のポイントは、「JTBグループが一体となり、お客さまの『実感価値』の追求を実現したい」と強調した。
これまで東京都内の会場でJTBグループ社員と事業パートナーとの交流会を開催してきたが、今回は参加者の感染防止という観点からオンラインでの情報発信に変更。約700人が視聴した。
山北社長は「私たちが提供する商品、サービス、ソリューションについて、受け手であるお客さまにどう感じていただけるかという基準で進化させる。『すべての起点をお客さまの実感価値』と定義し、すべてのエネルギーをその実現に集中させる。未来を切り拓くための答えは常にマーケットにしかない」と説明した。
また、経営計画の取り組みを紹介した後、視聴者に「これからのJTBには、ここを期待したい」という質問を投げかけたところ、「発着連動による魅力的な商品づくり」の回答が最多だった。この結果を受けて山北社長は「国内においては、私たちは47都道府県のDMCを抱えている。各地の魅力をしっかり吸い取りながら地元のそれぞれの事業パートナーと一緒にさまざまなオリジナルの商品を作っていきたい」と意欲を示した。
締めくくりに山北社長は「観光産業の復活、発展は、われわれだけでは実現できない。これからも事業パートナーと共に、人々の心の豊かさと地域の持続的な発展を実現していきたい」と語った。
山北社長