
千葉教授が講演した
観光経済新聞社は3月21日、観光業界の識者を招いてのオンラインセミナー「観光経済新聞チャンネル」の第10回配信を行った。淑徳大学経営学部観光経営学科学科長・教授の千葉千枝子氏が、「エネルギーツーリズムの新機軸―電源地域と観光―」をテーマに講演した。
千葉氏は、5年間にわたって全国の電源地域を回って得た知見から、電源地域と観光資源を結び付けた「エネルギーツーリズム」の重要性を強調。「原子力発電所は全国に19カ所、PR館は15カ所ある。地域発展のためには、これまでの小中学生向けの日帰り社会科見学ではなく、これらを活用した大人向けの宿泊を伴う旅の造成が鍵となる」と指南した。
また、「電源地域は立地上、簡単に行ける場所ではない。地域が中心となって整備していくことが必要」と述べ、福島県・土湯温泉が自助努力で取り組む温泉熱バイナリー発電の見学バスツアーなどの事例を挙げた。
千葉教授が講演した