地域の中小企業に影響を与えた新型コロナウイルスが落ち着きを見せている。観光地や市街地には国内外から多くの観光客が訪れるなど、経済は回復傾向。新たに創業する事業者の増加により、地域活性化への期待も高まる。そこで金融機関などと連携し、創業者を支援する九州・沖縄地区8信用保証協会の取り組みをみた。
定期的に開催している創業者向けセミナーについて議論する熊本県信保協の職員(2月20日)
福岡県信保協、対面活動で推進を強化
福岡県信用保証協会(山﨑建典会長)は、新型コロナウイルス感染症5類移行を受けて、地元金融機関と日本政策金融公庫との創業連携会議を再開。自治体や金融機関を訪問して創業実績の情報共有や推進に向けた意見交換など、「対面活動」による創業の推進を強化している。その結果、2023年12月末の創業保証制度の保証承諾は46億円と、前年同月比を4億円上回る実績となった。【記事提供:ニッキン】
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