
山口フィナンシャルグループ(FG)の子会社である山口銀行、山口キャピタル、YMFG ZONEプランニング(YMFGZP)は11月1日、長門湯本温泉地域の活性化へ向けた新たなプロジェクトを公表した。老舗旅館を再生・運営する新会社へ出資するとともに支援していく。民間都市開発推進機構と2019年に立ち上げた「長門湯本温泉まちづくりファンド投資事業」(長門ファンド)による第2号投資案件だ。
長門ファンドと、企画から開発まで手がけるソフトデベロッパーのStapleが新会社「SOIL Nagatoyumoto」に共同出資し、資本金5000万円で設立。老舗旅館「六角堂」を事業承継して新宿泊施設として再生する。総事業費は約8億円。資金は観光庁と山口県の補助金および山口銀が融資する。新会社の代表はStaple代表者の岡雄大氏が務め運営も行う。Stapleは広島県尾道市瀬戸田町での地域活性化実績を持つ。YMFGZPは社外取締役を派遣して経営に参画。地域事業者とのイベント企画や集客などをコンサルティングする。山口キャピタルは監査役を派遣する。【記事提供:ニッキン】
会員向け記事です。