NECディスプレイソリューションズは5月22日、46型の大型液晶ではマルチスクリーン構成時で世界最細となる超狭額縁を実現した業務用液晶ディスプレイ「マルチシンクLCD-X461UN」を発売する。画面の継ぎ目を感じさせない違和感の少ない表現力で、迫力ある大画面映像を構築できる。
昨年5月には46型マルチスクリーン構成時のベゼル幅が33ミリという同社従来比で約2分の1の製品を投入。今回の新商品は6.7ミリという世界最細ベゼルを実現。最大で縦横10面のマルチスクリーン構築できるので、460インチの大画面も可能だ。
工場出荷時に輝度と色温度を規定の範囲内に収まるように全数調整を実施している。このためマルチスクリーン構成時に発生しやすい色違いによる問題を軽減させる。
液晶ディスプレイは使用時間の経過と共に輝度や色温度が変わるため、マルチスクリーン構成時には次第に色が合わなくなってくるという問題が発生する。これを専用キャリブレーションソフトにより解消、色合わせを容易に実現する。
オプション品としてマルチスクリーン構成時の微調整機能を備えた補助金具を用意した。より美しいマルチスクリーンを構成できる。
化粧板となるオーバーフレームキットもオプション品。側面の取付ネジなどを隠す効果でより美しい外観に仕上げる。
30型を超える業務用液晶ディスプレイは、さまざまな情報を広く多くの人々に伝える公共ディスプレーとして、デジタル・サイネージと呼ばれる新市場を支える最も重要なアイテム。新商品は「マルチスクリーンでの映像表現力を飛躍的に高めることでデジタル・サイネージの新たな領域を切り開く」と同社。
この件についての問い合わせ先は、NECモニター・インフォーメーションセンター(TEL0120・975・380)。
46型のマルチシンク