30道県が継続、団体のみも
観光庁の和田浩一長官は、6月28日の会見で、国内旅行の需要回復が進んでいるとして、現時点では全国旅行支援の予算追加は考えていないと述べた。全国旅行支援を7月1日以降も継続中なのは30道県で、このうち9県は支援対象が団体旅行だけ。自治体による予算配分の方針、地域の旅行動向の違いなどによって都道府県の実施期間に差が生じた。
和田長官は「今まで全国旅行支援という形でしっかりと取り組んできたわけだが、旅行需要は着実に回復してきている。したがって現時点で新たに全国旅行支援の予算を追加するとか、そういったことは考えていない」と述べた。
観光庁の6月28日時点の集計によると、全国旅行支援を実施中の30道県のうち、21道県が個人旅行を支援しているが、7月中には18道県が個人旅行への支援を終了。8月以降も個人旅行への支援を継続する地域は、福岡県が10月21日まで(7月1日~8月17日除く)、石川県が11月30日まで、佐賀県が11月30日まで(7月22日~8月31日除く)。
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