
茨城県は1日、高萩市や常陸太田市、大子町など県北6市町の里山や名所などをつなぐ里山道「県北ロングトレイル」の名称を、「常陸国(ひたちのくに)ロングトレイル」に変更した。観光需要が回復する中、「国内外にエリアやブランドイメージが伝わりやすい名称が必要」と判断した。
県北ロングトレイルは全長約320キロの予定で、今年8月現在で約105キロが開通している。「hitachi」の音感は海外にもなじみがあり、新名称のもと、世界に通用する常陸国エリアブランドを確立し、インバウンドの獲得も狙う。
13日には世界的な人気を集める「ヨルダントレイル」とパートナーシップ協定を結び、相互プロモーションやインバウンド誘客に関する情報交換などを行う。
ヨルダントレイルは全長約675キロに達する。コース沿いには死海や世界遺産のペトラ遺跡などがある。18年にはナショナル・グラフィック・トラベラーの「訪れるべき場所2018」に選定されている。