JTB中部と駅探、情報通信研究機構は5日、総務省から受託した「中部広域観光圏 多言語観光推進プロジェクト」の実証実験を開始した。音声や写真を認識して日本語を英語、中国語、韓国語に翻訳でき、その逆にも翻訳できる携帯端末を中部地域の観光地で活用し、その携帯端末の外国人観光客とのコミュニケーションツールとしての有効性を調べる。
携帯端末は、向かってしゃべったり、レストランメニューをカメラ機能で撮影したりすると文字と音声で翻訳する。多彩な観光地情報を多言語で案内するほか、出発地から目的の観光施設までの地図も表示する。
金沢、能登半島(和倉、七尾、輪島)、高山、伊勢、鳥羽の各地域で、約310台の携帯端末を旅館・ホテル、観光施設、飲食店など約110施設に設置する。2月28日まで。