
東北観光推進機構(松木茂会長)は12日、福島県会津若松市の会津若松ワシントンホテルで今年度3回目のフェニックス塾を開いた。元日本観光振興協会理事長でびゅうトラベルサービス顧問の見並陽一氏=写真=が「世界に通用する魅力ある観光地づくりに向けて」と題し講演した。
見並氏は、観光立国の実現は明治維新、戦後復興に次ぐ第3の開国に相当すると指摘。「観光は地方創生の切り札。世界に通用する魅力ある観光地づくりを目指すためには地域間連携、産業連携、官民学連携の三つの連携が重要だ」と強調。その上で、成功に向けた課題として「三つのP(Person・Planet・Profit)のバランスをとることだ」と指摘した。
同塾は、観光の人材育成を目的に2016年に開始。現在の塾生は5期生となる。