福島県観光物産交流協会(瀬谷俊雄理事長)と台湾観光協会(張学労会長)は8日、福島市の穴原温泉・吉川屋で「台湾・福島観光友好協定締結式」を行った。県協会が海外の団体と協定を結ぶのは初めてで「台湾からの観光客増につながる」と観光関係者は期待を込める。
締結式には台湾側から張会長のほか、頼瑟珍・台湾交通部観光局長らが出席。締結式では張会長が「福島の良さを宣伝したい」と述べれば、瀬谷理事長は「協定をもとに台湾からの観光客を2倍、3倍に増やしていきたい」と強調し、笑顔で握手を交わした。
県協会によると、台湾人観光客の宿泊者は03年当時9442人にすぎなかったが、07年は1万9443人まで増加。また台湾からの教育旅行の誘致も順調で、07年度は12校・439人が県を訪れた。
瀬谷理事長(右)と張会長