国内外のオンライントラベル関係者が集まる国際会議「WiT(ウェブ・イン・トラベル)ジャパン&ノースアジア」が13、14日の2日間、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)で開かれ、多数の講演、セッションが展開された。“トラベルテック”のキーパーソンが多数登壇し、自社の業況や旅行動向の分析、旅行ニーズの変化や今後の旅行トレンドの展望などについて意見を交わした。
福井県交流文化部観光誘客部のインバウンド推進室長・松石健司氏も14日に登壇し、福井県の魅力を紹介した。
松石氏は冒頭、福井県が京都府や石川県に隣接していることについて触れ、「京都には年間約3200万人、石川県にも約860万人が訪れているが、福井県は約400万人泊にとどまっている。訪日客に限ると6万4千人泊になってしまう。福井県は京都や石川といった有名な観光地に挟まれた、隠れた場所にある」と同県の現状を説明。「福井県にはさまざまな観光コンテンツがある。『禅』の本格的な修行が見られる総本山永平寺や戦国時代の城下町跡である一乗谷といった歴史スポットがその代表だ。また、県西部の若狭エリアは昔から『御食国』として京都の食文化を支えてきた。有名なコシヒカリを生産しており、おいしい日本酒造りも盛んだ」と説明し、海外からの参加者に対して福井の魅力をアピールした。
会員向け記事です。